妻から夫の不貞相手に対する損害賠償請求訴訟において、慰謝料額を100万円と認定した事例(東京地判令和4.4.14)

男性の後ろ姿を不審そうに見つめる女性 不貞行為

事案概要

妻が夫の不貞相手の女性に対し、慰謝料500万円等の支払いを請求した事案。

夫婦歴

・平成26年4月に婚姻
・実子なし(妻の連れ子との養子縁組あり)
・平成29年3月頃まで、夫婦関係は特に円満を欠くものではなかった。

不貞の経緯とその後

・平成29年2月頃、夫と不貞相手は高校の同窓会で再会し、同年3月頃、性交渉を持った。
・同年4月から5月にかけて、夫と不貞相手は、日帰り旅行や外出するなどした。
・同じ頃、不貞相手が夫から依頼されてマンションを借り、そこで寝起きするとともに夫もそこに宿泊するようになった。
・不審に感じた妻が夫に関係を尋ねたところ、夫は不貞関係を認めて謝罪。
・同年6月以降は、不貞相手はマンションを解約し、夫とも連絡を取り合わなくなった。

判断

慰謝料100万円

理由(積極)
・妻と夫の婚姻期間は、平成29年3月の時点で約3年間にわたる
・妻は不貞関係を知り大きなショックを受けた

理由(消極)
・不貞関係は、妻が気付いてから間もなく終了し、その期間は全体で約3か月にとどまった
・妻は現在も離婚を考えておらず、夫と子が暮らす家を頻繁に尋ねるなど半ば同居に近い生活を送っている
・これらによれば、婚姻関係が不貞関係により破綻に至ったとまでは認められない

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