夫から妻の不貞相手に対する損害賠償請求訴訟において、慰謝料額を200万円と認定した事例(東京地判令和1.8.8)

親密な男女を後方から見つめる男性 不貞行為

事案概要

・平成26年 婚姻
・平成28年 不貞相手(被告)と妻が約1年間不貞行為
・平成29年 調査会社の調査により上記不貞発覚、不貞行為はいったん中断
・平成30年 6月に不貞行為再開、8月に夫がこれを知り不貞関係終了

夫が不貞相手に対し、不法行為に基づく慰謝料等として220万円等の支払いを求めて訴訟提起

判断(不貞慰謝料額)

・婚姻期間(不貞行為の開始まで2年弱、不貞行為の終了まで3年7か月程度)
・不貞行為の期間(通算約1年3か月)
・男女関係を持った頻度(月2回)
・不貞相手においては、自身の妻に原告の妻との不貞行為が発覚したためにいったんは不貞行為を止めたにもかかわらず、半年程度で再び不貞行為を再開しており、行為態様悪質
・不貞相手は、原告の妻に対し、原告の妻と婚姻関係を結ぶつもりである旨の発言もしていた
・夫と妻の婚姻関係は、不貞相手と妻の不貞行為を原因として信頼関係に問題が生じ、夫においては、妻との関係について思い悩む日々が続いていること

結論(不貞慰謝料200万円)

不貞慰謝料200万円、弁護士費用20万円

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